薔薇と、冠と

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「ぼくはクラウンだ。ローズの殲滅。それが指令で、それ以外の事をする義務はない」 「そんなぁぁっ」 泣き言を言いながらも長身は走り回り、足元を狙ってくる発砲から逃れる。 気がついたら、わたしは道具屋の前でそのまま座り込んでいた。 怖い。 んだと思う。 たぶん。 体に力が入らなくて、現実感がない。 わたしは怖いのか。 わかりそうでわからない。 銃というものも始めてみた。  
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