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そんなでかい狂四郎は、あだ名が『きょうちゃん』でした。
名前が厳ついですから、あだ名ぐらいはかわいく。
彼はよく、母が庭で草むしりをしていると、母の背中に乗っていました。
草むしりという、しゃがんだ姿勢での重労働を、母がもくもくと繰り返していると、急に背中に『ずんっ』とした重みが乗っかってくるのだそうです。
母にだけ起こる現象です。
母は彼を背負って草むしり。
冬はいいけど夏は暑い!!
(草は夏の方か延びるんですが・・・)
愛がゆえに母は彼を背負い続けました。
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