第1章

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「うん‥‥妹の名前。」 ――そういえば、その妹は? 「‥‥‥死んじゃったんだ。」 ――えっ? 「2年前に事故で両親と妹は死んじゃったんだ。」 ――ごめんなさい‥‥。 また、この声だ‥‥。 「いいよ‥‥。そうだ、君の名前はユキだ。」 ――でも‥‥それ妹の名前‥‥‥。 「君は僕の妹なんだろ?」 ――‥‥うん!! ありがと、兄ちゃん!! 「これからよろしくな、ユキ。」 ――うん、兄ちゃん♪ やっぱりユキの明るい声は最高だ。 今度は絶対にこの声を失わない。
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