第2章

4/8
前へ
/85ページ
次へ
「じゃあ、いってきます。」 ――行ってらっしゃい‥。 僕は鍵をしめ、お店に向かった。 歩いて行けばちょうどいい時間に着くだろう。 「こんにちはー。」 「あっ、こんにちは。」 お店に入ったら本田さんが料理を作っていた。 本田さんが1人だけだったので昼間にバイトに入っていた人は、僕と入れ違いで帰ったのだろう。 「じゃあ、さっそく準備をお願いね?」 「はい、わかりました。」 僕はお店の奥の更衣室からエプロンを取り出し、身に付けてさっそく注文をお客様から取りに行った。 それから、6時間後の午後7時過ぎ。閉店の時間がきた。 「じゃあ、今日はもう帰りますね?」 掃除を終えた僕は帰り仕度もすみ、後はお店を出るだけだった。 「うん、また明日バイトよろしくね。」 明日は午前中に入っている。 「はい、それじゃ、明日の朝に。」 そう言って僕はお店を出た。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

331人が本棚に入れています
本棚に追加