プロローグ

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今朝、起きて窓を開けたら雲一つ無い快晴だった。 僕は今日は何か良い事があるかな? と、ちょっと期待しながら一階のリビングに降りた。 「あっ、おはよーお兄ちゃん」 リビングに入るとテーブルに妹の雪が座っていた。 相変わらず朝から元気だな。 「うん、おはよう雪」 僕は返事をし、雪の隣に座った。 「おはよう、もうすぐでご飯出来るから待っててね」 奥のキッチンから母さんの声が聞こえてきた。 「あっ、母さんおはよう。何か手伝う事はある?」 「そうねぇ……。じゃあ、皿を出してくれる?」 母さんは少し考えた後、そう僕に頼んだ。
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