第3章

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「なるほどわかりました。」 「えっ、信じてくれるんですか?」 途中、普通は信じられない事が出てきたはずだ。 「はい。あなたがこんな嘘をつくとは思えませんからね。」 そう言ってにっこりと笑った。 ‥‥この人と出会えて本当によかったな。 「あ、ありがとうございます!! ユキよかったな。ここに居ていいってさ。」 ――うん!! ありがとー、お姉ちゃん!! 「ユキもお礼を言ってます。本当にありがとうございます。」 本田さんは照れくさそうに笑っていた。 「どういたしまして。じゃあ、そろそろお店を開きましょ。」 「はい。」 僕はユキをおろしてエプロンを着けた。エプロンを着けたらもうユキは抱けない。毛が着いたらいけないから。
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