第4章

3/11
前へ
/85ページ
次へ
何だよ‥‥、この暑い日に‥‥。 動きたくないし‥‥悪いけど居留守しようかな。 僕は電話を取らない事にした。つまり、居留守。だが、電話は止むことを知らなかった。 プルルルル‥‥プルルルル‥‥プルルルル‥‥プルルルル‥‥ あー‥‥うるさい。 仕方ない。取ろう。 僕は仕方なく、本当に仕方なく電話にでた。 「はい、もしもし?」 「あっ、こんにちは。私です。」 電話の主は本田さんだった。どうしたのだろう。今日はお店は休店日なのに。 「あの、どうかしたんですか?」 「あのですね、さっきデパートに行ったらくじ引きがありまして、それをやってみたらある物が当たったんですよ。」 ある物?んー‥‥お菓子とかかな? でもそれがどうしたのだろうか。
/85ページ

最初のコメントを投稿しよう!

331人が本棚に入れています
本棚に追加