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「ふふ‥‥それにしても。」
「何ですか?」
「変わったなぁって思ってね。」
僕の事だよね‥‥変わった‥‥かな?
「そうですか?」
「えぇ。以前はバイトで必要最低限しか喋らなかったし、笑うなんて滅多になかったわよ?」
そうだったっけ? ‥‥だったかもな。
「これもユキちゃんのおかげかしらね。」
本田さんはそう言って微笑んだ。
「‥‥かもしれませんね。」
確かに最近は楽しい事ばかりだ。少し前までは生きる事がうっとうしかったもんな。
それから僕は再度お礼を述べてお店を出た。
それからずっと走りっぱなしでアパートに帰りついた。
「ユキ、ただいま!!」
――おかえり、兄ちゃん!!
ユキは相変わらず元気に飛び付いてきた。
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