第4章

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「ユキ、水遊びをしよう。」 ――水遊び? ユキは何それ?って感じで首をかしげてる。 「まぁ、見てみたらわかるよ。」 僕はユキを連れてアパートの庭に出た。 庭には先ほどの箱が置かれている。 ――兄ちゃん、何あの箱? 僕は箱を開けて中身を取り出した。 ――うわぁ!! 何それ!? 中からはまだ空気が入ってないビニールプールが出てきた。 「これはビニールプールって言うんだ。」 ――ビニールプール? 「そうだよ。ちょっと待っててね。」 僕は箱の中からさらにポンプを取り出した。足で踏んで空気を入れるやつだ。 僕はそれをビニールプールにつないで空気を入れ始めた。 5分もしたら空気を入れ終わった。 ユキは横で目を輝かせている。始めて見たから興奮しているのだろう。
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