第4章

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僕は庭の隅にある蛇口にホースをつけて蛇口をひねった。 僕の左手に持っているホースの先から水が勢いよく出てきた。 ――うひゃあ!! あっ、少し水がかかったみたいだ。 うわぁ‥‥睨らんでるよ。 僕はユキに軽く誤りプールに水を入れ始めた。ユキも入るから深さは20センチぐらいだ。 なのですぐに溜まった。 「ユキー、準備ができたよー。」 ――うん!! 近づいたユキを抱き上げて僕はプールの中に入った。 「うん、気持ちいいな。」 ――兄ちゃん‥‥水に濡れちゃうよ。 あー‥‥猫って水が苦手なんだっけ? 「ユキ、大丈夫だよ。少しだけ入ってみてごらん?気持ちいいよ。」 ――じゃあ‥‥少しだけ‥‥‥。 なんとか入ってくれるみたいだ。僕はゆっくりとユキを水に近づけていった。
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