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『な、何してッッ――‥!!』
「クスッ‥愚問ですね。
沙妃<サキ>お嬢様が起きませんでしたので‥お仕置を、と」
スッと長く繊細な指で首筋をなでられた。
『ちょ、蒼太郎<ソウタロウ>!執事なのにこんなことしていいと思ってるの?!』
バッと首筋をいやらしく撫でる指を叩いて制する。
もう、朝から発情するなんてっ!!
『蒼太郎の変態執事ーッッ――‥!』
「それはそれは、お褒めのお言葉授かり‥光栄でございますね」
嫌味っぽく言ったのに蒼太郎ったら!
別に褒めてないもんっ!!
『バカ、アホ!万年発情執事!!
もぅ着替えるから出てって!!』
クッションを投げ付けて廊下へと追い出す。
ひょい、と軽々と投げたクッションを避けられたことには腹が立ったけど‥
ま、外に追い出せたし‥いっか!
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