1st Teatime

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『な、何してッッ――‥!!』 「クスッ‥愚問ですね。 沙妃<サキ>お嬢様が起きませんでしたので‥お仕置を、と」 スッと長く繊細な指で首筋をなでられた。 『ちょ、蒼太郎<ソウタロウ>!執事なのにこんなことしていいと思ってるの?!』 バッと首筋をいやらしく撫でる指を叩いて制する。 もう、朝から発情するなんてっ!! 『蒼太郎の変態執事ーッッ――‥!』 「それはそれは、お褒めのお言葉授かり‥光栄でございますね」 嫌味っぽく言ったのに蒼太郎ったら! 別に褒めてないもんっ!! 『バカ、アホ!万年発情執事!! もぅ着替えるから出てって!!』 クッションを投げ付けて廊下へと追い出す。 ひょい、と軽々と投げたクッションを避けられたことには腹が立ったけど‥ ま、外に追い出せたし‥いっか!  
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