それも通り雨のように、いつか…

lost

朝

差し込む朝日に目を覚ます

ベッドには

二人分の跡
二人分の温もり

でも

今ベッドには私一人

ゆっくり体を起こす私

頬を流れる涙

意味を持たず流れるそれを

私はただ放っておく

そして

私は再びベッドへと倒れ込み

あの人の温もりを味わう

失いたくなかったものは
既にそこには無かった

求めていたものは
すぐそこにあった

私は今

幸せなんだろうか