第一章

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―そろそろ時間だし、帰るか。   湯川はバックを持って教室を出ようとした     「っイタ」 丁度教室に入ろうとしていた人とぶつかった。   「わりぃ。」 そう一言いって湯川は教室を出ていった。     ―あれ誰だ?見た事……あるようなないような……?でも、教室に入ろうとしてたってことは同じクラスの奴ってことかぁ?   湯川はまだクラスの人の顔さえ知らない。 辛うじて分かるのは担任の顔。 興味はないが、しつこいので覚えたって感じ。   一応、学校には来ているが、いつも遅刻。そのせいで湯川は毎日怒られている。そのおかげで担任の顔だけは覚えていた。
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