日常

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視界の端から端に広がる 考えられないような 高さの壁が立っていた まるで 東京都全体を囲むように 「なんだい?ありゃあ」 「暗くてよく分かんないけど 壁みたいですね…」 壁 そう言うよりは、まるで罪人を閉じ込めるオリのように感じた  「とりあえず 部屋に戻ります… オバサンも 夜遅いので」 「そうだね… じゃ おやすみ~」 「おやすみなさい」 そう言うと二人は各自の部屋に戻った
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