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斯くて、裏返った世界を
更に逆さに見た時
事柄を愉しめそうなと示唆。
戻らない真実と物的は只今
何処を戦いでいるのやら。
今の私なら
木戸菊丸が間接的且つ永遠に
伝えたかった本当の意味を
判る気がする。
だが此れは私という媒介の拵えた
余計な考えにすぎない。
「盲目的遺伝子計画説」の
最後の言葉は
意味深く刻むべきだったが
何故だろうか
直ぐに解けてしまった。
私は意識せず客観的に捉えた故
「なんて薄い言葉」と
落胆する程迄思っていた。
其の最後の言葉とは、
「角般譏る天稟を嗤えば
裏の器で遺伝子が嗤べけむ」
であった。
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