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ジマは温かく、柔らかいものにぶつかった
お母さんだった
「怖かったよ~」
ジマはお母さんに顔を押し付ける
「ここまでくれば、もう大丈夫よ」
お母さんはジマにキスをする
「ここまでくれば、犬はこられないから」
やさしく、お母さんはジマにキスを続ける
ジマが顔をあげる
犬は白い、とがったきばを出して、ジマたちのいるほうに
「わんわん」
と、吠えている。
「お母さん、犬はお母さんより強いの」
ジマは、悪い事をすると、怖くなるお母さんに聞いた
「そうよ、犬はお母さんより強いの」
「でもね、お母さんより早く走れないから、犬はお母さんに噛みつけないの」
お母さんは少し、はぁはぁといいながら
「だから、ジマも沢山ご飯を食べて、お母さん見たいに大きくなるのよ」
お母さんはジマにかたりかけた
「犬は怖いものないの」
ジマはお母さんに聞いた
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