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~プロローグ~
どこにでもある小さな教会
その中は真っ暗で人のいる様子はなかった
だが、
そんな暗闇の中に一人の男が立っていた
その横には女が倒れている
それを男は気にした風もなく、ただある一点を見つめていた
その眼はひどく冷めていた
すべての物を凍らしてしまうようなそんな眼…
その視線の先にはいくつも穴の空いた一枚の写真
「くっくっくっ…君の顔が歪むのが早くみたいよ…もうすぐで会える…」
そう言った男の顔は歪んでいて狂っているようだった
そして男はそのまま闇の中に消えるかのようにいなくなった
残ったのは静寂とナイフの刺さった一枚の写真…
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