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綺羅「蕾獰どうしたの?」
蕾獰「いや…ちょっと気になる事があるんだ」
いつも冷静で落ち着いている蕾獰の言葉に綺羅は首をかしげた
綺羅「蕾獰めずらしいね」
どことなく綺羅も不安そうだった
蕾獰「まぁ俺の気のせいだと思うが…久隆には気をつけた方がいいかもしれない…」
綺羅「そう…久隆君ね…」
蕾獰「それから…ニーナって子もなにかひっかかる…」
綺羅「ニーナちゃんも!?そっか…」
綺羅の表情は曇っていた
蕾獰「まぁまだそうと決まったわけじゃない」
綺羅「そうね…」
キーンコーンカーンコーン♪
蕾獰「戻るか」
綺羅「うん」
少し小走りに教室に戻る二人だった
この時はまだ誰も気付いていなかった
これから事件が起こるとは…
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