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叱られて、自己嫌悪して、また優しくされて。その繰り返しが、苦しくなり始めた。
本当に勝手な理由だとは、理解している。
でも、こんな私が優しい彼に迷惑をかけてしまっていることも、喧嘩の繰り返しにも、疲れてきていた。
独りが長かったせいで、愛し方も愛され方もわからなかったから。
彼が好きだけど、彼の傍にいるのが嫌になる。そんな贅沢な悩みと矛盾が私の思考をだんだん支配していくにつれて、彼ともうまくやっていけなくなった。
彼と暮らす1LDKに、息苦しさが充満し始めていた。
私は所詮、独りが似合う野良猫でしかなかったらしい。
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