三途の川

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「………うっ」 目を開けると俺は河原に立っていた 「ここは…どこだ?」 辺りを見回すと、白い服を着た人たちが行列になっていた 自分の服を見ると、同じように白い服を着ていた 「俺は…死んだのか?」 「そうだよな、車に轢かれたんだからな…」 呆気ない終わり方だった きっと、罪を犯した報いなのだろう 「あいつら、泣いてるのかなぁ」 俺にはもったいないくらい良くできた嫁さんと可愛い子供だった 「死んじまったもんは仕方ねぇよなぁ」 「俺もあっちに並ぶか…」 俺は白い行列向かって歩いた
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