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『失礼ね』 えっ!? 今、女の人の声が聞こえた気がしたんだけど…。 僕はキョロキョロと辺りを見回した。 「誰もいない…気のせいかなぁ?」 ふとクロ子を見ると、自慢の長いしっぽをピンッと立てて、先っぽだけユラユラと振っている。 『ニャアン』 あっ!学童へ行かなくちゃ! じゃあね!とクロ子に手を振って、僕は急いで学童へと向かったんだ。
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