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「分かれ、バカ」
その言葉と共に与えられた首筋の鬱血の痕…
可愛くて仕方がない…
多分今俺ニヤケ過ぎて気持ち悪いと思う、
まぁこれは佐倉が悪い…
「何か幸せで今にも溶けそうだね…」
見かねたように声を掛けてきたのは浅葱…
明らかに呆れてる顔だけど今の俺には関係ないね
「分かる?」
「そりゃ分かりますよ…、朝からのお前の態度とそのキスマーク…ヤったの?」
「ヤってはないよ…何かさ、佐倉が余りにも可愛いから手ぇ出せないんだよね…」
「はいはい、惚気ごちそうさま」
幸せだよ、…予想以上にハマってる
最初はタチのヤツを開発してやろうくらいの気持ちだったけどね…
すっかりそんな気持ちなくなっちゃった、
可愛いから大事にしたい…
俺だけのこと見てればいいのに、
今、佐倉はレポートの事で北條先生に呼ばれてる…
あーあ、佐倉は北條先生に憧れてるからな…
純粋に憧れてるだけでも
嫉妬する…
なんて心が狭いのかな?
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