堕ちた-佐倉Side-

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当然の事のように言い放つ宮城を一蹴すれば、鳩が豆鉄砲食らったような顔で俺を見る 「なんで…この俺の何が不満なんだよ」 「……強いて言うならタチだから?」 そう、宮城は女と男両方イケるクチだっていうのは知ってるし、俺だってそう言う人種だ… だから告白自体にはあまり驚かなかったけど… けど……、難点はコイツがタチ気質ってことだ…。生憎俺も突っ込まれるのは絶対嫌だとタチ張ってきたんだ… そしてコイツも同じ考えだと言うこと…、それもあって俺たちは友達になったんだから… 「なんだよ…お前絶対ネコの方が合ってると思うんだけどなぁ…」 「ふざけるな…何で俺が突っ込まれて醜く喘がなきゃなんねぇんだよ」 「うわ…お前全国のネコ敵に回したぞ」 「何とでも言え」 とは言うものの… ぶっちゃけ宮城はドストライクの好みの顔だ… 男の癖に色白で、目とかも切れ目で綺麗で眼鏡掛けると尚色気が増して… 体つきも一見華奢に見えるけど筋肉質で肌とかきめ細かいし… ……抱きたいタイプ… その時俺の頭にふと名案が浮かんだ…  
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