妖精

2/4
前へ
/17ページ
次へ
誰も居ぬ草原…道は一本しかなくそれは馬車がやっと通れる幅だった。草原のどこかで妖精が声を上げていた。 「ハハハッ、見てよあの背中!羽のない妖精なんか初めて見たわ!!」 一人の黒髪の妖精が腹を抱えて笑って言った。 背中には蝶の羽に似たものが生えていて、せわしなく羽ばたいている。 身長は大きくて15センチくらいだろう。 「知ってる知ってる!人間のガキに千切られたらしいよ?」
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加