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「ホント、情けないよねぇ?密猟者でもない、ただのガキに羽を千切られたなんて…妖精のメンツ丸つぶれよねぇ?」
周りの妖精も口々に相づちを打った。
視線の先にはしげみの中の影になって湿った地面を一歩、一歩踏みしめて歩く妖精の姿があった。
「ちょっと、何か言いなさいよ」
黒髪の妖精が地面のすれすれの所まで降りて言った。
「黙れ…黙れ…黙れ、黙れ!黙れ!!オレの気持ちなんかわからねぇくせに!!!!」
ブロンドの妖精が一喝した。
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