第一章 新しい朝

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?「お兄ちゃん起きてー、 朝だよ~。」 ……… とある朝、聞きなれない少女の声が、俺をお兄ちゃんと呼んでいる。 俺こと橋本祐司はベッドの中でふと思う。 お兄ちゃんって言われても俺は一人っ子だ。 だから、俺にはお兄ちゃんと正式に呼ぶはずの妹なんぞいるわけがない。 近所の子を妹にするなんて、危ない事を考える人間でもない。 血の繋がってない妹なんているわけないじゃないか。 ?「お兄ちゃんてばぁ…」 …… しかし、少しこそばゆい。 てか恥ずかしくないか? でも、俺は起きずに、これは夢だと決め、黙り込むことにした…
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