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「こほんっ、残念ながら私たちは先ほど貴女に絡んでいた連中とは無関係です」
少女は無言で自身の手首を握る僕を見る。
「あんた、きれいな顔してんね」
「なっ!//」
彼女に顔を覗きこまれて一気に赤面する。
「うわぁ、肌きれー、色白ー、目アッシュじゃん」
「えっ、なっ」
恥ずかしさで体温が上がる。今までずっと男所帯で育ってきた僕は、こんなにも近くで女の人の顔を見たことがない。
「髪の毛もさらさらじゃん。羨ましぃ♪」
「べっ別にさらさらじゃない!!」
意味のわからないとこを否定している。
何を隠そう、僕は直毛だ。
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