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「うわぁ、あんた超美人じゃん♪」
少女は本当に感心したように笑みを浮かべ言う。
僕はただただ目を大きくするだけで、固まってしまう。そんな僕に代わり、部下が口を開く。
「申しあげにくいのですが、失礼ではありませんか。仮にも私たち、もとい総一郎様は気絶した貴女を助けて差し上げたというのに、なんですか、起きて早々その態度は」
「虎次(トラジ)、やめろ。いいんだ、あれだけ殴られれば、気も動転する。」
実際僕も今気が動転している。
「しかし…」
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