1# ぼこりぼこられ、ひらり舞うは金髪少女

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行き場のない私は、仕事で親のいない昼間はもっぱら寝て、親が帰ってくる夜は外へと繰り出す。  ちょっとした反抗心みたいなもので、髪は金髪にした。  顔もどちらかというと目立つ方らしく、必然的に夜を飛び回る夜光虫にからまれた。  奴らは壊れたラジカセのように同じことを繰り返す。  仲間になれって、  ばかみたいに。  仲間?群れて集って、何が仲間? 痩せた身を寄せあって、数が多ければ強いのか?  あー阿呆臭い。  .
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