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「あっ、思い出した。”赤毛煙草”か!」
”赤毛煙草”?
「わぁお。結構な言われようだな。”脛蹴り金髪女”〃笑」
しばは機嫌がいいようで、ワハハと笑っている。
「なに?二人は知り合いなの?」
「「さっき電車で」」
ハモって、二人はぶっと吹き出した。
「俺お前みたいな女、嫌いじゃねーわ」
「そりゃどーも」
「……」
二人は気が合いそうで、なんか胸がツキッと痛んだ。
美影と出会ってから、なんだか胸がきゅっとしまったり、痛むことが多くなった。
僕はもしかして、病気なのだろうか…?
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