4# 赤毛のアン参上

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「おーと、忘れちゃいけねぇ。総、例の一件片付いたぜ」 「……」 「おぃ、どうした、総?」 「あっ!悪い。なんだ?」 「おぃおぃ、どうしたらしくねぇ」 いつになくぼーとしていた僕に、しばが不審気な声をもらす。  「ぃや…」 言えない!言えない!!この冷酷非道なマフィアの頭となる僕が、一人の女性のことでもんもんとしてるなんて!! 「!!?」 「本当にどうした?眉間に皺がよってるぞ?…あっ、今度は顔が赤くなった」 気がつけば、美影が僕の額に手を当てていた。顔から煙が…でっ… 「〰〇×¥$%☆!!」 「おぃ!?ちょっ、マジでどーした!総!!?」 僕はダッシュでリビングを後にし、気づけば自室でへたり込んでいた。  .
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