〔1巻〕コメディー

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危なかった。 びっくりするわ! ってか…あれっ?真っ暗や…どうなってるんやろ。 『千代!千代!』 『千代!千代――!』 え?お父さん?お母さん?そんなに叫ばんでも聞こえてるよ。 『千代~俺と結婚するんやろ?』 当たり前やん、武志泣いてるん? は?何で武志がここにおるん? 私、夢見てるんかな…真っ暗やけど。 ピッ・ピッ・ピッ・ピッ 何の音? 体も動かんし… 『千代!頑張ってよ』 『千代、死んだらいかんよ!』 『先生助けて下さい、お願いしますお願いします、千代を…』 私…死ぬん? もしかして事故で意識不明…とか? ああ、昨日ちゃんと両親に挨拶しといてよかったな。 お世話になりましたって…ってボケかましてる場合でないやん! !!!グァムは!? 結婚は? 幸せは? は???? ピッピッピピピピピッ ピ―――――――――― は?????死んだ? ちょ…待って無理無理! た~け~しぃ~死にたくね~。 『午後11時45分…ご臨終です』 『ああああぁ、千代――――目を開けて、千代』 マジ?マジ?
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