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「……で?すごいって何が?」 「これ見て!!」 渡してきたのは一枚の紙切れ。 玲は顔に感情が出やすい。 早く見て早く見てって目が訴えてる。 そんな玲を横目にその紙を開いた。 ……え?どういうこと? 「……最終審査、合格!?!?」 「わたし!モデルのオーディション受かったの!!」 「……まぢ?」 「……まぢまぢ!!」 「お前、その顔で大丈夫?」 「この顔でも大丈夫!ってうるさい!」 「あはは!すごいな!おめでとう!なんかすげぇ!すげぇしか言えねぇや(笑)」 俺は玲がずっとモデルになりたいことを知っていたし 何だかんだ玲は綺麗でスタイルも良くて学校でも男女共に憧れるそんな魅力を持っていた。 だからどんなにオーディションに落ちても玲は絶対モデルになれると信じていた。 玲の親かのように応援していた。 だから、玲がモデルになれることを本当に心から喜んだ。 だけど その時の俺はこの紙切れが玲の運命を変えるだなんて、思いもしなかった。 .
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