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あのあと樹さんに家に送ってもらい
高校生活最後の夏休みが2週間ほど過ぎていった
受験生の私は毎日勉強に明け暮れていた。
あれから樹さんからの連絡が来ない
♪~♪~♪~
ふと携帯を見ると軽快な着信音が鳴った。
もしかして樹さん?
期待をして携帯を開く
着信は知らない番号からあからさまに気分が落ちた。
「…もしもし」
『もしもし?俺、和樹だけど。真緒から連絡先を聞いた』
電話の向こう側から聞こえたのは2週間ほど前に聞いた懐かしい声。
「和樹か、久しぶり」
『おう、久しぶり。突然だけど今暇か?』
「暇だけど?」
『じゃあちょっと会わない?』
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