一章

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外部からの刺激で、心地よく活動を休止していた俺の脳が無理矢理起こされる。 なんだこの腹部にかかる圧迫感は。しかも徐々に徐々に強くなってやがる。 いや、この寝呆けた馬鹿頭(どれくらい馬鹿かなんてのは面倒臭いので説明しないが)でも少し考えればわかるんだけどさ。 ほぼ毎日の始まりはこの圧迫感に起こされることで始まるからな。 きっと俺の一日スケジュールに勝手に組み込まれたに違いない。 今すぐマジックで塗り潰してやりたいね。こんな痛い規定事項は。 「おにーちゃん起きなさいー!朝ご飯だよぅ!あーさーごーはーん!」
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