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生徒はみな教科書とノートを広げ、熱心に勉強をしている。
教師が黒板に数式を書くと、怪訝そうに祐樹を見た。
「上条、お前授業受ける気はないのか？」
祐樹は机の上に何も乗せずに、ぼんやりと黒板を見ていたのだ。
空は不思議に思った。
祐樹が授業に出て黒板を
見ている事自体が変だ。
しかし教師は何も知らないので祐樹の態度に疑問に感じたのだろう。
空が教師から祐樹に目を移すと
祐樹は口を閉ざしたままだった
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