腐れ縁

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「はよー!空」 「おはよう」 家を出て待っていたのは、健二。 くせっ毛のある黒髪をいじっていた健二は、空の中学からの友達だ。 「遅くなってごめん」 空が申し訳なさそうに言うと、健二は 別に と微笑んで言う。 健二はいい奴だ ある事を除けば。 そう空の頭に一瞬過ぎったが、健二には言わなかった .
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