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真っ先に目に入ってきたのはピンク色。
私の10メーター程先に立っているピンク色のコートを着た女。
「っ……………………………………………!!」
怖い。
どこがどうとかではなくて。
とにかく、私の全身がその女に恐怖した。
師岡紗弥華………………………!!
ピンク色のそれに目線が集中してしまい、それの足元に気が付いたのは数秒たってから。
紅い、絵の具を溶いたようなものが足を染めている。
違う。
足だけじゃない。
コートにいくつか飛び散っている。
……………………………………………………血?
師岡紗弥華………………………………、あんた…………………その手にナニを持ってる……………………………………?
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