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「ふふふ……遂に、遂にこの時がやって来たか!!」
薄暗い部屋の中、一人の男が一枚の紙を手に持ち歓喜に震えていた。
男の顔は薄暗い為に良く見えない。
「一年前に蒔いた種が、今、遂に芽吹いた!!ふははははは!!」
部屋の中心で高笑いをいきなりしだす。
部屋の中で声が反響し、うるさい事このうえない。
ヒュッと、天井から一人の男が忍者のように現れ、男の前に跪く。
「欄導様、時間です」
「そうか。では行くとするかな……この学園に、変革をもたらしに、な」
部屋から出る時、男は新しい玩具をみつけた子供のように笑っていた。
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