凄腕?チキン?

6/12
前へ
/16ページ
次へ
フェイクは二階の屋根から食い逃げ犯をスコープから覗いていた 『なァんで当たらないかねェ?』 先ほどのクエストとは違い、点検も済ませたので軌道がハズレることもない それどころか狙い通りの場所にジャストミートしている…考えられるのは… 危機感知能力か超反射か 後者は熟練のハンターや殺し屋なら極稀にいるが、前者は才能に近い そう直感したフェイクの口元はつり上がり目を細めた 『どっちでもいいか…おもしろそうだ ぜってぇ捕まえてや…あぁ?』 次の弾を装填しようと手を動かしながら見たものにより…細めた目は驚きと失望に変わった 食い逃げ犯は…頭から転んだ…
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加