28人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
そのライフルは砂浜に設置された脚に支えられていた
大きさは標準体型である青年の身の丈ほどもあり、全身銀色に輝く
『あんなヤツさっさとやるか…』
青年はポーチから拳ほどの弾丸をライフルにリロードした
手際の良さは長年の経験、又はかなりの才を思わせる
『バァーイ、ランポス』
手のひらほどの大型の引き金を左手で一気に引いた
パシュ…
サプレッサーにより最小限の音を発して、弾丸がドスランポスの頭を目掛けて飛んでいく
しかし、僅かに軌道が逸れて脚の付け根に当たった
当たったドスランポスは血を撒き散らしながら飛ばされる
グゥ、グゥェェ…!?
ドスランポスは起き上がるも、何が起きたか理解できずに辺りを見渡す
しかし、見えるのは樹木と海だけ
そして混乱しているうちに…
パシュ…
二発目の弾丸は確実に頭に被弾…その生命に終わりを告げた
最初のコメントを投稿しよう!