名前

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人間てなんて贅沢なんだろう。 初めは些細なことだったのに それが叶うとまたその上を願う。 欲張りすぎって分かっていても願わずにはいられない。 最初は見てほしいって 由宇の瞳に映りたいってそれだけだったのに 笑ってほしい 名前を呼んでほしい 色んな顔を見せてほしい もっと…もっと… 近い存在になりたい。 由宇の中で『特別』でありたい 願い出したらきりがなくなる。 .
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