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「たっちゃん、これ…」 日直ノートを俺に差し出す由宇。 「由宇、今度から呼び捨てでいいからな。お前に『たっちゃん』言われたらなんか気持ち悪い」 できるだけ素っ気なく自然を装う。 実際、仲良い男友達は呼び捨てだった。 勿論、女ではいない。 俺の言葉に一瞬、戸惑いを見せる。 変に思われたかな? 俺は気が気じゃなかった。 .
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