名前

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それ以来、由宇は俺のことを『竜哉』と呼んでくれるようになった。 すごく嬉しかった。 しばらくは周りから冷やかされたりしたけど気にはならなかった。 怒ったフリはするけど本当は嬉しかった。 由宇も迷惑そうにするくせに俺を『竜哉』と呼ぶことをやめたりはしなかった。 少しは自惚れてもいいかな? また由宇との距離が縮まった気がした。 今、それだけで満足だった。 .
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