悪魔~プロローグ~

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目が覚めた……そこは、薄汚れたベッドの上だった。 ここで寝起きをして、何日目だろう……日の光も入らない、不気味な部屋。 オレは、ベッドから降りようとした。その時、部屋のドアが重々しく開く………。 「なんだ、起きていたのか………」 そこに立っていたのは、異形な顔立ちの男……… 「これが今回のエサだ。………残すなよ。」 そう言って、手に持っていた肉の盛ってある皿と水を床に置く。 オレは奴の顔を…恨みと憎しみを込めて睨みつける。 そんなオレに、ヤツはこう言い放つ 「下等な人間が……生かしてやってるだけでも感謝してもらいたいねぇ。」 その言葉を聞いて、オレは血走る眼でさらに強く睨んだ…… 「この………悪魔が!!」 「フン……」 悪魔は鼻で笑うと、部屋を出ていった。  
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