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「わかったよ!これと同じ判子持ってくりゃいいんだろ!!」
「すいません・・・宜しくお願いします」
なんとも気弱なその男性職員は、やや呆然としながらヒステリックな男性が去るのを目で追い
ため息を付く間もなく次の用紙を窓口に出される。
気がつくと昼休憩の時間になっていた。
手続きに来る人の群れも途絶え昼食に行こうと机の上に散乱した書類をまとめて引き出しに入れた。
「白川さん大変でしたね」
後ろから声を掛けられ細身をクルリと反転させた。
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