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彼女と別れて入れ違いに王女が店から出てきた。
「おまたせ。」
そう言って笑顔を見せた。
用事が済んで、馬車に乗って帰ろうとした…
その時。
(バサッ)
何かが落ちる音に気付き
レンが後ろに振り返った。
レンの後ろをついて来ていた王女が動こうとしない。
「…王女?」
王女は遠くを見つめ何も言わず震えている。
レンは王女の視線の先に目をやった。
そこには先ほどの緑髪の街娘と…
青の国の王子…。
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