恋心

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      王女は青の国の王子にご執心だった。       しかし、王子はあの街娘に一目惚れ。             レンは王女を馬車に乗せ急いで城へ戻った。           城に戻っても王女の機嫌は戻るはずも無く。           嫉妬に狂い。       部屋にある物を次々に     投げつけ。     破り捨て。     破壊していった。         そしてついには疲れ果て、 その場で座り込む。           そうしてレンに静かな声でこう言った。           「レン…。緑の女を、 国を…滅ぼしなさい…。」       っと…。           その言葉にもレンは…。       「…かしこまりました。王女様。」           そう言って従う。       …従うしかなかった。
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