青春を棄てさせた『一枚の紙』

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時は1942年の夏   日本は戦線を拡げすぎたために 補給すらままならなくなっていたのである。   次第に苦戦を強いられた日本軍は、補充兵を次々に召喚した。     軍隊経験があり、妻子のいない私は、必ず来るであろう。   そんなことはわかっていた。     造船所のみんなも、気を効かせてくれたりした。       その1ヶ月後だった。   私に赤紙が届いたのは…
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