代わりに…

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ドアの向こうでは口論がうるさくて…僕はどうしたら、 この暴言の飛びかう中、そんなにぐっすりと眠れるんだろう…と、ベットにいる顔の同じ兄弟を じっと見据えながらも 口論の聞こえるドアの前にテディを抱えながら座り込んでいた。 中からふと、アーサーさんの声がした 『マシューはアルの兄弟なんだぞ?!アルの為に、マシューはアルと一緒に居るべきだっ!!』 【アルの為に】、か… ………やっぱりそうか 幼いながらに、 僕はそんなことを思っていた アーサーさんは僕よりアルを愛していると、知っていたから  
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