19人が本棚に入れています
本棚に追加
ドアの向こうでは口論がうるさくて…僕はどうしたら、
この暴言の飛びかう中、そんなにぐっすりと眠れるんだろう…と、ベットにいる顔の同じ兄弟を
じっと見据えながらも
口論の聞こえるドアの前にテディを抱えながら座り込んでいた。
中からふと、アーサーさんの声がした
『マシューはアルの兄弟なんだぞ?!アルの為に、マシューはアルと一緒に居るべきだっ!!』
【アルの為に】、か…
………やっぱりそうか
幼いながらに、
僕はそんなことを思っていた
アーサーさんは僕よりアルを愛していると、知っていたから
最初のコメントを投稿しよう!